7月25日(日)金を求めて?龕附天正金鉱へ・・・😊
4連休最終日、コロナ第5波の心配もあるが感染予防をしっかりとして、土肥の龕附天正金鉱へ出かけることにした。土肥と言えば土肥金山があまりに有名だが、今日はまだ一度も訪れたことのない、隠れたパワースポットとして知られる龕附天正金鉱へ出かけた。出発が遅かったので月ヶ瀬の道の駅でお弁当を購入しようと思ったが、道の駅のテラスキッチンが思いのほか空いており、アクリル板の設置や換気もしっかり行われていたので、ここで昼食をとることにした。
どちらもおいしかったが、もう少し熱々だとさらに良かったなあ。
渋滞もなく、土肥に到着。海水浴シーズンということもあり、駐車場は全て有料 😭 浜辺の散策はやめにした。お弁当でなくて正解 👍
車を駐車場に止め受付に。鉱山見学者は駐車場は無料。見学料に含まれている。
受付を済ませ、案内人の到着を待つ 😊 80歳を過ぎた案内人さんに説明を受けながら見学。知識も豊富で見落としてしまいそうな細かいことまで事細かに案内されながら見学をする。
鉱山に入る前に、昭和40年代前半に発掘が行われた金の『精錬所(せいれんじょ)跡』を説明を受けながら見学します。
案内のおじさんの後に着いて、鉱山に向けて出発。
途中には、だいぶ傷んできてはいるものの当時の「金」の流れをミニチュアにしたショーケースが並んでおり、ここもしっかり説明を受けます。
資料館の中も説明を受けました。
坑道入口。かなり狭いです。
人一人が通れるほどの狭さです。途中金脈やどのように見つけるのかなど詳しく説明してくれます。
手の届く範囲だけを掘っていたので天井も低く、当時はこの狭い中でたいまつを使い、槌で石ノミを打つ音の中、金鉱石を掘り出していたそうです。坑内には空気を循環させるための竪坑が設けられ、また天井や壁を波打つように彫ることで新鮮な空気を送り、きめ細かいノミ跡を残すことでノミを打つ音を少しでも小さく聞こえるようにする工夫も施されていました。こうしたノミの跡もおじさんがしっかり説明してくれますが、説明なしでは見落としてしまいます。坑内は外の暑さが嘘のように軽減されていました。天井と床に走る黄色がかった亀裂が『金脈』が走っているところだそうです。
坑内最奥部は扇状よりなる神庫(ほこら)で、金山では日本唯一の珍しい龕(がん)になっています。これが「龕附天正金鉱」の名の由来だそうです。龕が造成された理由は、多量の金銀を含む鉱脈を追って採掘しましたが、当時は送気の技術がなく、三十三間(60m)で坑内の空気が希薄になると思われていたので、祠をきざみ、山の神を祭って休山したのだそうです。
手掘りによる坑道の掘削、龕の造成など稀有のもので、一種の芸術品ともいうべき精巧さを極め、考古学をはじめ、地質学、経済学上からも好個の参考資料となるものだと言われているそうです。
↑ 出口に向かう坑道。こちらは現代の技術でダイナマイトで掘ったそうです。
↑ 案内を終え、出口を出た所です。
現在は、山の下に別の鉱脈が走り、ここで体験掘りが楽しめます。体験掘りは見学料金に含まれています。
槌とノミを使って、金銀鉱脈の部分を手掘りします。手掘りした石は持ち帰ることができます。おじさんがさらに1つ「これも持っていきな」と拾ってくれました。もしかして・・・😊、期待が膨らむ・・・😊 なんちゃって。でもパワーストーンには間違いないか。
初めて訪問しましたが、歴史を感じる体験となりました。帰りは土肥から小土肥を通り戸田に出て、海を眺めて家に帰りました。